コラム de アラス
そのころわたしは、オランダ・アムステルダム、フランスボルドー・マルセイユのクラブ育成環境を見つめていました。まだまだサッカーがなんなのかもわからずに本場のクラブを観ても、ずうっと遠い異国のサッカー不毛国のコーチとして、まさに劣等感のかたまりでしたし、日本サッカーの将来への確信なんてなにも持てませんでしたが、子どもたちが生まれつき好きなことから、どの国の子どもたちもおんなじなんだなぁ、とずいぶん愉快に感じたものでした。
帰国してまもなく、地元横浜のサッカー育成現場でコーチとして生計をたてる機会にめぐまれ、日々その景色に満足していた矢先のことでした。アルゼンチンの競合クラブ、ボカジュニアーズU-12との対戦機会に恵まれました。
わたしはそのひとつの試合で、サッカー選手育成環境づくりへの感性が180度展開するくらいの、ものすごいショックを受けたことを忘れることはないでしょう。そして、今のアラスの環境づくりへのきっかけとなったのです。
その後、スペインサッカー協会にて育成環境を学ぶことになるのですが、心が動くきっかけはみあたりませんでした。
個人の運動神経の思うままに自分のサッカーをする・・・その個性を基本としチームとして闘う、ということに目覚めるにいたったのでした。
コラムVol.26-Vol.50
大会一日目予選リーグ
予選リーグ①
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 開三小SC (東京)
(前半2-0)
(後半4-0)
6-0
得点経過
矢嶋 前半4分 関根 前半14分
東島そ 後半9分 矢嶋 後半10分
箱崎 後半12分 鈴木 後半18分
予選リーグ②
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 小宮SC (東京)
(前半0-0)
(後半2-0)
2-0
得点経過
鈴木 後半1分 片瀬 後半16分
GK矢嶋 シュートストップジュース賞
TRM③
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs FC50.4(神奈川)
20分1本 3-0
高下 1分 坂路 11分 高下 19分
大会二日目決勝トーナメント
決勝トーナメント一回戦④
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 町田つるまSC (東京)
(前半0-0)
(後半2-0)
2-0
得点経過
後半 8分鈴木 後半15分 佐々木う
決勝トーナメント準決勝⑤
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 東小倉SC (神奈川)
(前半1-0)
(後半0-1)
1-1
PK
3-2
得点経過
前半 11分柳瀬 後半8分 失点
PK
相手〇柳瀬〇 相手〇高下〇 相手×片瀬〇
決勝トーナメント決勝⑥
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 高ヶ坂SC (東京)
(前半2-0)
(後半1-0)
3-0
得点経過
前半 2分佐々木り 前半13分鈴木 後半17分 武貞
大会優勝 アラストレーニングセンターU-12
大会MVP アラストレーニングセンターU-12 鈴木(5年)
テーマ:強化合宿ポジション別テーマ・個人技術・個人戦術・ストロング強化
総評
強化合宿といった厳しい環境にも関わらず選手たちはよく取り組み、努力し、考え、自分たちの手で「優勝」を勝ち取ることができました。選手のみんなおめでとう。
今後の成長に向けおおきな大きな課題をこの大会を通し、そして対戦してくださった全てのチームからご教授いただくことができましたね。大会運営に関わったすべて方々、チーム関係者の方々、選手のみんなに感謝申し上げます。ありがとうございました。
これからも選手たちと努力を継続し、さらなる選手たちの成長に期待いたしたいと存じます。
今後とも御指導ご鞭撻の程どうぞ宜しくお願い申しげます。
最後に、寒い中選手たちの写真を撮り続けて頂いたK様に御礼申し上げます。いつもありがとうございます(ペコリ)
テーマ:「プレーの精度(個人技術/個人戦術)・基本の徹底」「キャプテンシー」
日 程 :11月3日(土)4日(日)
場 所 :御殿場時之栖スポーツセンター
メンバー
御殿場合宿大会一日目予選リーグリザルト
予選リーグ①
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 小平レインボーU-12 (東京)
(前半7-0)
(後半5-0)
12-0
得点経過
矢嶋 前半3分 高下 前半7分
矢嶋 前半 10分 小河原 前半11分
関根 前半12分 高下 前半13分 坂路 前半14分
佐々木せ 後半3分 北條 後半4分 矢嶋 後半8分
矢嶋 後半12分 武貞 後半15分
予選リーグ②
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 南舞岡SC U-12 A (神奈川)
(前半2-1)
(後半1-0)
3-1
得点経過
失点 前半3分
高下 前半6分 佐々木せ 前半11分 ジュース賞
坂路 後半4分
(矢嶋スルーパス→坂路ゴールデンタッチ&左足ハーフボレー
→右サイドネット)ジュース賞
TRM
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 久里浜FC U-12 (神奈川)
1本目 2-2
2本目 2-1
3本目 3-0 (一日目ベストゲーム)
御殿場合宿大会二日目
決勝トーナメント1回戦③
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs FC Nadeshiko U-12 (東京男子チーム)
(前半5-0)
(後半3-0)
8-0
得点経過
柳瀬 前半8分 柳瀬 前半9分
柳瀬 前半 12分 高下 前半13分
武貞 前半19分
矢嶋 後半12分 北條 後半16分
矢嶋 後半19分
決勝トーナメント準決勝④
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 富美浜SC A (千葉)
(前半3-3)
(後半2-2)
5-5
PK
3-2
得点経過
柳瀬 前半4分 失点 前半8分 失点 前半11分 失点 前半13分
佐々木り 前半15分 東島そ 前半20分
佐々木り 後半4分 失点 後半5分
千葉 後半14分 失点 後半17分
PK戦(GK高下)ジュース賞
矢嶋×相手〇
高下〇相手〇
箱崎〇相手×
東島そ〇相手×
決勝トーナメント決勝⑤
アラストレーニングセンターU-12(神奈川) vs 福生市トレセンU-12 (東京)
(前半0-1)
(後半0-0)
0-1
得点経過
失点 前半1分
大会準優勝
総評
今回のテーマのひとつはキャプテンシー。いつもならキャプテンとして中心となるはずの選手が欠けている中、オフ・ザ・ピッチ、オン・ザ・ピッチの両面での成長を期待し大会に入りました。
いつも通りミーティングを終え、アップにとピッチに降りるとみんなの様子が少しこわばっていました。後に決勝で対戦することとなる福生市トレセンU-12の大きな坊主頭の中心選手から大きな声で挨拶され、そのオーラに一同びびってしまった・・・たということを後からみんなから聞きました。まだまだそのあたりがかわいいところですね。
しかしながら彼は間違いなく今大会のMVP格のプレーヤーでした。そんな話は知らずにみんなと食事をしていた時、自チームの他の選手がいなくなった後、全員の椅子を深く元の位置に揃えてから退席する姿を観た時に「お、彼は大物になるな」と感じていました。
さて、とはいえいつも通りの雰囲気をここにいる自分たちで作らなくてはなりません。
初日の1ゲーム目は点差ほど上手くはいきませんでした。2ゲーム目もキックオフから弱気を見せてしまい、前半3分に失点。大きな選手めがけて放り込んでくる相手に対し、いい形でボールを奪ってもミスからピンチの連続です。しかしながら、そんな中が成長するチャンスです。大会にうまく入れなかった佐々木せのきちんとしたコントロール、そして個人技から決勝点となるゴールを決め、そのあとはアンカー&ゲームメーカーの矢嶋からの美しい浮き球のスルーパスを芸術的なアウトサイドでコントロールした坂路がそのままの流れでハーフボレーで逆サイドネットに突き刺しました。今大会、数々のスーパーゴールが生まれましたが、間違いなくベストゴールであったと思います。
そして、決勝まで当たらないであろうFC久里浜さんとTRMを3本行いました。2本目まではお互いまだ要求し合うことに少しの戸惑いを見せていた初日の選手たち。3本目にようやく全員がキャプテンのように遠慮なくタイミングよく言葉を掛け合う雰囲気が出来上がりました。夜のミーティングでも自信がついたと選手たちから声をきくことができました。ここまでよくやりました!(嬉)
大会二日目、6名の選手たちと合流しました。決勝トーナメント一回戦。合流したエース柳瀬がいきなりのハットトリック。彼もここまで様々なプロセスを経てエース格のひとりとして成長してくれた選手のひとりです。
しかしながら、今回の目的は「育成」。当然ながら、試合では勝利を目指します。そこには真剣勝負の場としての「成長の機会」が多く隠されているからです。
チームの成績を第一義とする「勝利至上主義」ではなく、たとえ真剣勝負で負けたとしても、その中にある「年代に見合った成長の課題」を分析することで選手たちを成長させることがみんなの育成につながるとアラスでは考えています。
選手14名。ターンオーバー制をそのまま使うと前半で交代の選手は6名となり2名がフル出場となるのですが、今回は各選手の特徴的なポジションでの課題を考慮した
「変則型3ピリオド・ターオーバー」を考え出しました。
さらなる成長を期待するポジションでプレーする事で、今の自分の特徴を生かすためには何が必要なのかをつかむきっかけとなればいい、と考えたからでした。
前半12分でGK交代、このタイミングでFPも同時交代します。次のGK交代は後半6分。これで3ピリオドの完成です。ランニングタイムでのゲームでしたので交代に1分費やしたとしても、十分プレーする時間をなるべく均等に与えられる・・・というわけです。
準決勝の一部分だけ、監督として予定外の交代を行いました。上手く5-4と逆転してくれたのですが、相手のスーパーゴールで同点となり、PK戦となりました。やはり千葉県の選手たちは逞しく、ある意味ずるがしこいプレーで相手の良さを消してきます。さらに最後まであきらめないのが伝統ですね。(習志野選抜U-12監督や横浜トレセンU-12監督として対戦した印象のままです。そう「上手くて逞しい」まさにその通りでした。)
そのような難しい相手に良く勝ち切ってくれました。ターンオーバーの中、協力して努力できた選手たちを褒めたいと思います。
決勝は例の”彼”に開始1分で中央突破され全員抜かれ失点。ここはグループDFで対応するほかないと判断し、チャレンジできるのはカバーのいる状況のみ。カバーの幅を左右に狭く上下に狭くコンパクトにするよう指示しました。
これでゲームが落ち着き、流れの中で逆転できるチャンスをいくつも作り出すことができました。結果は準優勝ですが、内容は準決勝のゲームの方が難しいゲームであったと思っています。
今回も選手たちは良く取り組みサッカーを楽しんでくれました。
緑山のミーティングで参加できなかった選手たちと情報を共有したいと思います。
ご協力いただきました保護者のみなさまいつもありがとうございます。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
それにしてもいい写真ですね!!(笑)
大会MVP 武貞 関根 矢嶋
プライドカード 参加者全員
2018夏季活動のメインイベント、御殿場ジュニアユースサッカー大会に参加するサッカーキャンプがはじまりました。ここまで選手たちは個人の課題、チームの課題そして自分のストロングポイントで勝負するといった大きな目標を持って大会に臨みました。
今回はニューバランスカップで優勝した二人をはじめ登録チームの活動ほかで参加できない7名を除く18名(4年生2名、5年生1名、6年生15名)での参加となりました。
いつものように高原ホテルに延泊して大会スカウティング(分析)の仕事をしています。12日12:00現在、御殿場は大きなバケツさんをひっくり返したような大雨&雷となっています。今日が大会中でなくてほんとうに助かりましたー。もってます!?まっちゃん雨バリヤー!ところで昨日からはじまった小学生大会・・・御殿場は雷・洪水・大雨警報が発令されました。大会は中止ですよね。大丈夫かなぁ。
大会一日目
MVP 千葉
グループリーグ第一試合(25分-5分-25分)
アラストレセンU-12(神奈川) vs ペラーダFC U-13 (東京)
(前半2-0)
(後半0-0)
2-0
得点
柳瀬 前半5分
武貞 前半10分
大会初戦、素晴らしい入り方をみせることができました。この大会はアラスの攻撃サッカーを表現できる4-3-3システムのトップ一人をあらかじめ左右にサイドシャドーとして控えさせるSSシステムを考え出しました。攻撃ゾーンに上がれば3トップのウイングとして、守備ゾーンに下がればサイドバックとして機能します。縦100Mフルピッチを中学生相手に走り切るために選手のみんなと相談しながら考え出したサイドシャドー(SS)4-3-3システム。ぱっと見は3-5-2のようですが、流動的にボールの周りにダイヤモンドがたくさん存在するアラス攻撃サッカー。攻守にわたりボールの周りの数的優位が不可欠です。
今大会このシステムが攻守にわたり終始ハマリました。
グループリーグ第二試合(25分-5分-25分)
アラストレセンU-12(神奈川) vs VIDA FC ホッツ U-13 (愛知)
(後半0-0)
0-0
第二試合は愛知のチームとの対戦となりました。攻撃の主導権をにぎり相手DFを完璧に崩すまでは良かったのですが、シュートシーンでバーをたたいたり、ループがバーを越えたりとことごとく決定機を逃してしまいます。ゲームは無得点のまま終了。
アラストレセンU-12としてまだ一度も1位パートで勝利をあげたことがありません。2018大会の目標は1位パートベスト4。つまりグループリーグ1位もしくは6グループ中2位の2チームに入ることが必要でした。
この時点で勝点4、得失点差2位全体の3番目となってしまい、1位パート進出を逃すことになりました。目標を2位パート優勝に切り替えました。
ここで坂路がチーム合宿のため帰宅。よく来てくれましたね。頑張りました。
大会二日目
MVP 多田 佐々木龍 中村
第三試合(25分-5分-25分)2位トーナメント1回戦
アラストレセンU-12(神奈川) vs 足柄FC U-13 (神奈川)
(後半2-0)
2-0
得点
高下 後半10分
多田 後半24分
2位パート一回戦の相手は、昨年1位パート準優勝、グループリーグで0-3と敗れている足柄FC。
技術的にアラスが大切にしているプレッシャーの中でプレーをする細かな部分もきちんとトレーニングしているといった印象のチームです。
前半の難しいゲーム展開を辛抱し五分五分のまま0-0。
後半しっかりと走り切り後半10分、交代直後の高下のゴールで先制。終了間際後半24分にも、ボールをキープし時計を進めるかと思わせた多田がいきなりスピードを生かした突破からゴール!2-0と勝ち切りベスト4が決まりました。
第四試合(25分-5分-25分)2位トーナメント2回戦
アラストレセンU-12(神奈川) vs ALL Z U-13 (神奈川)
(前半0-0)
(後半0-3)
0-3
炎天下となった2日目は、技術・スピードのある相手との二試合目となりました。選手たちは4年生も含め全員果敢に走り切りました。
しかしながら息の上がった状態、暑い苦しい状態でのコミュニケーション不足となった難しい状況下で、いつもなら考えられないパスミスが続きさらに走らされてしまいます。
さらに苦しくなった状況下では技術の精度にまだまだチカラ不足を確認する試合となりました。このことに気づくことも監督としてとても大切な事だと感じました。
フレンドリーマッチ8v8
対 VIENT U-13
対 府ロク U-14
そしてその後、TRMを申し込んでいただいたU-13、U-14のチームと8v8での対戦を実現することができました。とっても懐かしいそして大切な監督たちのチームです!個人的にもとてもうれしかったです(涙)
この中で選手たちの個人の課題、セットプレーの守備の準備の確認にそれぞれ積極的に取り組ませていただき、そして素晴らしい改善をみせることができました。大会の結果を出すといった部分より、大切な課題を改善するきっかけをつかむ事ができたといった意味で、本当に意義のあるTRMとなりました。対戦してくれたみなさんありがとうございました(嬉)
ここで4年生の東島颯は所属チームの大会のため帰宅となりました。とってもよく頑張りましたね。
オフザピッチ選手権 優勝 MF&DF部屋4-8
お楽しみ会選手権 優勝 MF部屋
MVP 佐々木龍(さんま)
大会三日目
MVP 高下
第五試合(25分-5分-25分)2位トーナメント3位決定戦
アラストレセンU-12(神奈川) vs 八千代松陰中 U-13(千葉)
(前半0-0)
(後半1-1)
1-1
PK3-4
得点
高下 後半19分
総評
全体MVP 片瀬
大会三日目、2位トーナメント3位決定戦を迎えました。当日アップで足を捻ってしまった佐々木龍を除く残った選手15名で闘います。天候は猛暑。トップに大きな早い選手のいる厳しい相手との決戦を迎えました。
あ、今雷が落ちました!怖い怖い!
先発交代メンバー・ポジション
今大会からアンカーに起用された片瀬はまるでフランスのカンテのような活躍を見せてくれました。
右インサイドハーフの矢嶋はこのチームのファンタジスタ。まだまだパスの精度に課題はありますが、彼のトリッキーなパスやミドルバズーカは相手にとって脅威のはずです。
両シャドーはスピードが特徴の多田と状況を変えることのできる東島蒼。
トップは体力&メンタルに課題を残していた柳瀬が二日間で本来の強さを少しずつ取り戻し先発。
今大会良く取り組んでいる千葉はトップスタート。
前日TRMの中央で良いプレーができることがわかったスピードある中村もインサイドに入りました。
そして今大会、最終ラインでコンパクトなゲームをコントロールしているのは小西遥。
GKは北條が務めました。
みんなアラスで小さいころからトレーニングしてきた選手たちばかりです。サブには多田をトップに上げた後トップパートナーとしてドリブラーの鈴木とゴールハンター高下で勝負にでるゲームプランを立てました。
その際左サイドバックには佐々木詩が入ります。ゲームの流れによっては4年生の小西澄を準備していました。
前半、激しい攻防の中、右シャドーに入った東島蒼、右サイドバックにコンバートした武貞、
左サイドにコンバートした関根が粘り強い守備を見せ相手の攻撃を抑え込みます。
GK北條も最終ラインの裏を積極的に管理できました。
前半0-0で後半へと折り返します。
後半はじまって間もなくでした。相手の激しい厳しいコンタクトプレーをキッカケに裏を取られ失点。
う、今ホテルが停電しました。お、5分くらいですぐに復旧。まだまだ外は光ったりものすごい爆音が続いています。ほんと天災は怖いです(汗)。
さて、気を取り直してっと、どこまでいきましたっけ・・・あ、失点したところでした。
まだまだ時間はあり選手たちは落ち着いていました。後半あたまもチャレンジをさせた柳瀬を下げ鈴木を投入しました。右サイドをグループで崩し鈴木の左足からゴーール!と思いきやオフサイド。惜しくも同点とはなりません。
給水タイムでまだまだチャンスはあると選手たちは勇気を振り絞ります。
しかしながらピッチに向かう途中「あーあ、あのオフサイドがなければなぁ・・・」とある選手がメンタル的に切り替えられてないと感じました。厳しいようですが勝負とはそういうものです。すぐに判断しその選手を交代しました(このあたりは今後の成長の課題として強くなって欲しい部分ですよね。大丈夫、この経験を生かしましょうね)
多田をトップに上げ高下と組ませました。これが功を奏したのかチャンスが広がり高下がペナルティエリア内で倒されPK。これを本人が落ち着いて決め同点となりました。
そのまま、タイムアップを迎えPK戦となり選手たちは泣き崩れました。外してしまった選手の肩を抱きに行ったシーンは観た人の心をうちました。そして、数々のトレーニングしてきたことを、このような苦しいゲームの中でトライし、果敢に攻撃サッカーを展開するシーンを作り出す選手たちに、私も何度もジンとしました。
このステージに立っていない選手たちも含め全員よくやりました。
宿舎に戻り、お風呂に入ってから昼食をとり、広い天然芝グランドの観客席から緑のピッチを観ながら解散しました。
今回のチャレンジに自信をもち、継続して欲しいと感じています。良い思い出がまた一つ増えました。
サポートしてくれた輝コーチ、最終日に駆けつけてくれたこうやコーチ、おばちゃんもお疲れさまでした。
そしていつも後ろから暖かいサポートをしていただいている保護者の皆様、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。そして最後に選手のみんな、いつもナイスプレーをありがとう!
とどけよう、つづけよう、頑張る勇気。1.2年生大会リザルト
リザルトはコチラ
チャリティマッチにご参加いただいたみなさま誠にありがとうございました。ご協賛企業キリンビバレッジ様をはじめサッカーショップKAMO様、また今回賞品をご提供くださった横浜Fマリノス様、Cピッチをご協賛くださったグリーンヒルズ緑山フットサルパーク様誠にありがとうございました。
台風の影響で天気が心配されましたが、第7回を重ねる今年も無事に終わることができました。
皆様の誠意のこもった善意の寄付金は最終的に「91,969円」も集まりました。
こちらは日本赤十字社を通して西日本豪雨災害義援金として、また福島県子供未来局へと全額送金させていただきます。ご協力ありがとうございました。
大会の運営に当たった選手たち、とても立派でした。精神面そしてチーム力も高まりこの夏の成長のきっかけとなってくれたらと思います。ご協力いただきました保護者の皆様方誠にありがとうございました。
8月6日、スーパーTRMお疲れさまでした。ご協力いただいた保護者のみなさまありがとうございます。選手たちがスパイクの中に氷水をかけているシーンからもわかるように、人工芝ピッチの上はまるで焼けた鉄板の上からの照り返しで40°はあったかと思います。そのような厳しい天候の中選手たちはよくやりきりました。
初戦センアーノ神戸戦では開始直後の失点後に逆転し、最後2点差に詰め寄られながらも終了間際豪快なゴールで5-2と突き放したゲーム展開は、試合の勝負強さ、攻撃力の成長をみることができました。ターンオーバーで臨んだフトゥーロ戦は、相手の素晴らしいセンターバックを前にゴールを割ることはできませんでしたが、選手個々の成長を感じることができました。最後の横浜Fマリノス戦。マリノスのアスリート力、技術力、戦術、そして決定力の高さをまじまじと見せつけられる中、失点を重ねるごとに選手たちが改善できた部分、そして何よりも最後までゴール奪いに行く攻撃サッカーをみせてくれました。ゴールこそ1ゴールでしたが、崩した場面からバーをたたいたり、局面を打開し決定機を作ったりと評価に値する攻撃内容でした。半面、きちんとした守備のプレッシャーがかかる中で動きながら、身体を当てながらボールを蹴る、止める、運ぶといった精度に課題を感じました。そのようなミスをきかっけにもったいない失点がほとんどでした。しかしながらそれらをきちんとゴールとして決めてくるマリノスとの差は歴然、流石でしたね。間違いなく日本のトップレベルの小学生たちです。守備としては1v1の対応で時間を稼ぐことができずにカバーリングが遅れプレスバックもかかりませんでした。セットプレーの準備といった部分でも守備にも大きな課題をいただきました。
さて、全試合選手たちは出来ることに果敢にチャレンジしてくれたと誇らしく感じています。次の目標に向かいましょう。お疲れさまでした。
そしてここまでトレーニング①~⑤、対中学1年生強化TRM第3節、育成TRM第4節、キリンビバレッジアラスチャリティマッチ運営(兼メンタルTR)、強化第4節スーパーTRMをこなし、中学生御殿場合宿大会へと準備は順調に進んでいます。
トレーニングでは「この夏の所属チームおよびアラストレセン活動における目標と課題」を全員発表しました。みんなの思いを選手どうしが聞くことで今の思いを共有することができました。そして、チャリティマッチではみんなでチカラを合わせて「心の強化」をはかることができました。スーパーTRMではアラスの攻撃サッカーを表現しました。自信を持っていきましょう!!
さあ、御殿場中学1年生大会合宿キャンプとチャレンジは続きます。
「個人基本技術・戦術」を徹底し、各自ストロングポイントを発揮できるよう自信をもって頑張っていこう!
強化TRM第3節/育成TRM第4節/東日本大震災復興支援・平成30年西日本豪雨災害支援 第7回キリンビバレッジ アラスチャリティマッチU-8少年サッカー大会運営/強化TRM第4節スーパーTRM/夏季御殿場中学1年生大会強化合宿サッカーキャンプほか
■アラスTC 2018強化TRM第3節
対 戦:和光ユナイテッド川崎U-13
日 時:7月15日(日)
■アラスTC 2018育成TRM第4節
対 戦:vidaいさまU-13
日 時:7月16日(月)
■東日本大震災復興支援・平成30年西日本豪雨災害支援
第7回キリンビバレッジ アラスチャリティーマッチU-8少年サッカー大会運営
日 時:7月30日(月
■アラスTC 2018強化TRM第4節スーパーTRM
日 時:8月6日(月) 集合8:00
場 所:「大和ゆとりの森 大規模多目的スポーツ広場」
対 戦:センアーノ神戸U-12 9:05
JFCフトゥーロU-12 10:05
横浜FマリノスプライマリーU-12 11:05
メンバー①
メンバー②
メンバー③
■夏季御殿場強化合宿大会サッカーキャンプ(最低5ゲーム確保)
中学1年生大会 5号球 フルピッチ11人制 25分ハーフ
日 程:8月9日(木)・10日(金)・11日(土)2泊3日
集 合:12:00 舟久保Hグランド
場 所:「時の栖スポーツセンター舟久保Hグランド」
対 戦:ペラーダFC U-13 (東京) 13:00
VIDA FC ホッツ U-13 (愛知) 15:50
御殿場メンバー
個人テーマ
チームテーマ
健康チェックリスト
↑上記健康連絡シートをご参考にラフでかまいませんのでメモを当日選手に持たせてください。
※大会2日目以降の試合時間は1日目の試合結果によって異なります。9日21時以降に当ページにてご連絡します。併せてましてお配りしています大会要項をご覧ください。
2018アラストレセンU-12 ジュニアユース合格情報
東京ベルディ2名
横浜FC
2018FIFAワールドカップロシア。フランスがクロアチアを下し20年ぶりに2回目の優勝を決めました。今回のW杯ほとんどすべて生でゲームを観たわけですが、「進化した守備戦術」、そして攻撃に関しては スピード感半端ない「グループアタック」と「個」を観ることができました。中でもベルギーの高速カウンター、そしてムバッペのスピードとテクニックから繰り出されるシュートのタイミングの速さには驚きました。
これからの近代サッカーの進化の指針となることは間違いないでしょう。
アラスとしても進化したサッカーを取り入れた育成へと進んでいく所存です。今後ともよろしくお願いします。
それにしてもVARからのPKといった新たなサッカーシーンが多く見られましたね。今後の行方も楽しみです。
W杯喪失感・・・半端ないですぅ・・・また使ってしまった(汗)
2018FIFAワールドカップロシア。日本代表あと一歩のところでベルギーの壁を崩すことはできませんでした。しかしながら後半立ち上がりからの4分間、見事なゴールで2点差となりました。この2点差はサッカーでは勝った気になってはけしていけない最も難しいスコア。0-0から1点とるよりも圧をかけて3点目を狙うことが求められます。もしも1点取られても3点目を奪うことができれば勝つことができるスコア。そして、残り10分は相手を焦らし時計を進めるゲーム運びなど・・・。
今回日本サッカーはこのことをあらためて学んだワールドカップとなりました。
「サムライ魂」と「日本の攻撃サッカー」を魅せてくれた選手たち。スタッフも含めほんとうに感謝したい気持ちでいっぱいです。
この悔しい思いは2年後の東京オリンピック、そして4年後のカタールに向けることで、この敗戦が大きな意味を持つ決勝トーナメント進出、そしてベスト16であったと感じます。胸を張っていいと思います。お疲れさまでした。
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「過去最強のベストチームだった」英誌・熟練記者が日本代表の熱闘に感動!【ロシアW杯】
引用:SOCCER DIGEST Web
なでしこジャパンはW杯優勝を成し遂げ、世界一のメンタリティを持ち合わせることができました。
サムライブルーは今回のW杯でのがんばりにより、世界TOPのメンタリティの「自信」と「誇り」持ってもいいのではないでしょうか。そして日本が世界のトップ・オブ・トップに入る日もそう遠くはないのかもしれません。
日本サッカー育成・・・頑張っていきましょう!
「W杯16強パワーランキング」を英紙発表 西野ジャパンが最下位からトップ10に浮上
引用:Football ZONE web
萌乃が代表2試合目でアメリカ代表相手に代表初ゴールを決めてくれました。
みなさん応援宜しくお願いします!
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「2度目の国際Aマッチ出場で、サッカー人生で初めてサイドバックで起用されたという阪口が1-4の後半31分に代表初ゴールを決めた。ペナルティーエリア外、左45度の角度から逆サイドのネットへ蹴り込み「イメージ通りでびっくりした」と喜びを語った。
引用:産経デジタル
「光るプレーが随所にあった。点を取ることを期待していたが、今日は結果が出なくて残念」とは指揮官の評価だが、その表情は実に楽しそうだ。新潟での阪口萌乃のプレーをずっと見ていたという高倉監督。急遽招集され、国際試合はこれが初キャップ。もう少し前を向いてプレーできれば、また形も変わったかもしれないが、それはまた次回の期待に取っておこう。
引用:web Sportiva
つ・つ・つ・ついに入ってくれました。 なでしこジャパン背番号15!
小さいころからの教え子、遠い小学校の後輩でともにキャノンカップを闘った萌乃。
教え子の中でも5本の指に入る技術と上手さ、そして最後まであきらめない献身的な守備。今回の大会はなかなか出場機会に恵まれませんでしたが。是非ともなでしこでの活躍を期待しています。
そして、なでしこジャパン アジアチャンピオンに!日本全国からの応援も届き厳しいゲームを得意の「粘り強さ」をもって少ないチャンスを生かしたスーパーゴール!感動しました。
さて、粘り強い守備と言葉で言うのは簡単ですが・・・
アラス選手育成理論「守備 1st DF」
子どものサッカーは常にシュートレンジである2ラインから始まります。ひと昔前の日本の少年サッカーは、小さい小学校校庭での11人制でした。これでは込み合いすぎてゴールどころではありません。誰が1st DFになるのかもあいまいです。
アラスでは、まずは1v1+GKから始まり2v2+GK、3v3+GK、4v4+GK、5v5+GK、6v6+GK、7v7+GK、8v8+GK、10v10+GKといったスモールグリッドサイドデッドゲームからハーフコート、フルピッチと、子どもの発育と発達、サッカー状況に見合った適正な人数とスペースにて、サッカー選手育成を行っています。
そして、守備における1st DFとは・・・
シュートレンジ手前にボールがきたら、単にボールに近い選手ではなく
【シュートコースに入れ、かつボールに近くプレスをかけられる選手】
として育成しています。
相手のアタッキングサードではもうすでに遅く、センターサークルを越えたら前述の判断をしなくては手遅れと指導しています。
そのためには攻撃側もまずシュートを狙い、その次にいろいろなアイデアを考える頭のスピードを身につけたいところです。
今回のなでしこジャパンや、チャンピオンズリーグでバルサを撃破したASローマなどの守備はお手本でした。男子サッカー日本代表はここ10年常に足りない部分と感じます。
(バイタルエリア付近でのミドルシュートを止められません。)
日本サッカー育成環境づくり、頑張っていきましょう。
そういった選手たちの一体感もあり、内容、結果とも申し分のない実のある強化TRMとなりました。このゲームを通して今年の集団の中期目標、長期目標の指標を得ることができました。さらなる進化に向けて選手たちと同じ方向を向いて努力を重ねていく一年となるかと思います。保護者のみなさま今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
そして、マリノスの選手たちおよびスタッフのみなさんありがとうございました。思えば10年前最初にTRMをしていただいたのもマリノス大和さんでした。特に今回お越しいただいたマリノス育成のTOPといえばこの方、和田さん(実は長男が息子さんと小学生時代同じチームなんです)、最後までご覧いただきありがとうございました。マリノスタウンにて横浜トレセンU-12スタッフ時代にトレーニングやマリノスカップでお世話になって以来、ほんとうに久しぶりにゆっくりとお話が出来てよかったです。アラスから第二の遠藤渓太、和田昌士が出せるよう努力していきます。今後とも宜しくお願いします!
メンバー
テーマ
個人:コミュニケーションのタイミング
①上手くいっていない選手へのコミュニケーション
チーム:コミュニケーションのタイミング
①上手くいかないチームとしてのシーン
②仲間の声に応える声
2018-3-29
アラス.コラム vol.41
alas KIRIN Farewell Cup 2018.】リザルト
優勝 アラスサッカーセンター コロンビア代表
MVP 時枝佑太郎
【卒業生送別イベント大会 alas KIRIN Farewell Cup 2018.】が緑山スクールで盛大に行われました。みんなでイベントの準備から大会では応援、スーパープレーなど大いに盛り上がりました。みなんとの手作りイベント、とても良き思いでとなりましたね(笑)。選手のみんなととても楽しかったですよ。
みんな、ナイスプレーをありがとう!
保護者のみなさま多くの応援ありがとうございました。
そして、6年生のみんな、保護者の皆様、小学校ご卒業式おめでとうございます。
いよいよ中学生ですね。逞しくなってきたみんなの春からの活躍を期待しています!
小学校卒業おめでとう!
2018-3-22
アラス.コラム vol.40
アラストレーニングセンターU-12では、「ボールも人も美しく動く攻撃サッカー」を目指し、そのために必要な「タイミンぐよく伝え合う心(コミュニケーション)」を最も大切に選手を育成しています。アラスの考え方にご興味のある方は是非ご覧ください。
アラスリスペクトミーティング
2018-3-20
アラス.コラム vol.39
ビデオクリニックテーマ
月木スペトレU-12コースにて、映像を観ながら選手たちがテーマを考察し意見を出し合いました。
最初のタッチで相手を外す、足元に止めて相手を食いつかせてから外す。
両者とも次のプレーへの判断があるということです。判断のない「止める」は単なる「ボールストップ」となってしまい、これはくせにしてはなかなか直すことがむつかしく注意したいところです。
次のプレーへの判断+α・・・
①対戦相手②プレーするエリア③ゲームの時間帯④点差⑤ピッチコンディション
などで選択するプレーの判断自体にも違いが出てくるコトといったコトがわかりましたね。また、コントロールとはボールのみならず、相手をも支配するという狙いがありました。みんなよく考えよくしゃべれました。
このコースでは気温低い雨などの天候機会を利用し、自分のサッカーを成長させる機会を作っています。自分の頭で考えることができる選手育成を目指します。
2018-3-15
アラス.コラム vol.38
U-11vsU-12強化白黒ゲーム②(7v7)リザルト
MVP 井原6・多田5/MIP 時枝6・坂路5・鈴木4
第二試合(20分-5分-20分)3月15日(木)
アラストレセンU-11(神奈川) vs アラストレセンU-12(神奈川)
(前半3-6)
(後半3-3)
6-9
得点
アラストレセンU-11
多田4 佐々木1 柳瀬1
アラストレセンU-12
井原4 瀬尾3 西澤1 宮崎1
フィジカルテスト②
3-7
①金子6②多田5③時枝6④西澤6⑤千葉5・中村5
1-4
①多田5②宮崎6③金子6④西澤6⑤矢嶋5
アラストレーニングセンターU-12強化TRM第6節-①
U-11vsU-12強化白黒ゲーム(7v7)リザルト
MVP 宮崎6
第一試合(20分-5分-20分)3月12日(月)
アラストレセンU-11(神奈川) vs アラストレセンU-12(神奈川)
(前半0-2)
(後半1-4)
1-6
得点
アラストレセンU-11
片瀬1
アラストレセンU-12
宮崎5
西澤1
フィジカルテスト①
3-7
2018-2-27
アラス.コラム vol.37
対 戦:バディーSC U-11JFCフトゥーロU-11
日 程:2月25日(日)
時 間:17:00~21:00
招集選手:セレクト選手
場 所:「深堀中央公園スポーツ広場」
昨日は遅くまで応援ならびにご引率ありがとうございました。
下記にリザルトを貼っておきます。ご覧ください。
選手たちはタフな相手に対し果敢に課題にトライしてくれました。内容もともなった素晴らしいゲームが展開されました。みんな自チームの活動があった中よく頑張りましたね。
ご参加いただいたバディーSCならびにJFCフトゥーロの選手、関係者の方々ご協力ありがとうございました。来年も企画運営にトライしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
スーパーリーグリザリト
スーパーリーグ要項
スーパーリーグメンバー
スーパーリーグポジション
取組んできた2018強化ゲーム課題
2017-12-25
アラス.コラム vol.34
岡本亨也選手 FC岐阜契約おめでとう!背番号は1に決定!!
岡本亨也選手 アラス壮行会。
左1)アラスOB、GKコーチの日本大学、岡本 亨也選手 左2)アラスOB、臨時コーチの日大藤沢、桐 蒼太選手(2017高校サッカーインターハイ全国準優勝)と記念撮影をするアラストレーニングセンターU-12の選手たち。
横浜国際Pサッカー教室→アラスサッカーセンター緑山スクール卒業、横浜トレセンU-12そして現アラスGKコーチとしてかわいがってきた岡本亨也選手がアラス初のJリーガーとなりました。FC東京むさしU-15、川崎フロンターレU-18とエリート街道を努力してきた成果を今後も発揮して欲しいモノです。
1月よりチームに合流する予定のためアラスコーチとしては12月いっぱいとなります。
皆様応援宜しくお願い申し上げます。
上を目指してがんばれミッチー!
アラスみんなで応援しています。
アラス在籍生のみんなは、素晴らしい先輩たちに恵まれアラスサッカーファミリーとして
①自分のサッカーへの誠実さ・感謝
②他人のサッカーへの尊重(リスペクト)
③常に上を見据える謙虚さ
2017-12-23
アラス.コラム vol.33
2017アラストレセン冬の陣
時の栖カップ御殿場ジュニア大会(8v8)強化合宿大会リザルト 準優勝
大会一日目 予選リーグ MVP 高下 達也
第一試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 開三小SC(東京都)
(前半3-0)
(後半3-0)
6-0
第二試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs FCきみつ(千葉県)
(前半4-1)
(後半0-0)
4-1
第三試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs レストFC B(埼玉県)
(前半2-1)
(後半3-0)
5-1
大会二日目 1位リーグ MVP 片瀬 啓介
第一試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 三重sss(三重県)
(前半2-0)
(後半2-0)
4-0
第二試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs FC杉野(東京都)
(前半0-0)
(後半0-0)
0-0
第三試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 五本木FC(東京都)
(前半1-1)
(後半0-0)
1-1
総評
大会初日予選リーグ。嵐のような寒気が吹き荒れる中、素晴らしい攻撃を魅せたアラストレーニングセンターU-12。
「個人としてもチームとしても観ていて楽しい、そして美しい攻撃サッカー」。
ゴールシーンも完全に相手DFを崩すカタチからのフャインゴールの数々。特に高下(5年)のループシュートは、完璧に崩したあとGKとの駆け引きが美しいゴールとなり、大会初日MVPとなりました。
①アラスの目指す「個人としてもチームとしても観ていて楽しい、そして美しい攻撃サッカー」は、小さい頃からアラス式カンテラで育成してきたからこそ表現できる。
②「6年生卒業を迎えるこの時期は、もうひと伸びする大切な時期である。5年生は選手としての方向性を確認できる時期である」
という2点を再確認できました。
「決めるべきシュートを決める」と言葉でいうのは簡単ですが・・・
「トップスピードで決める。走り切ったあとに決めるべきシュートを決める」
ことがフィニッシュであり
「狙いを持たずに打つキックは単なるシュートでありフィニッシュではない。」
このあたりが具体的な課題となりました。
試合は0-0でタイムアップ。
サマリーまとめ オフザピッチ賞 MVP 井原 泰耀/時枝 佑太郎 プライドカード宿泊参加者全員
①ストロングポイントを伸ばす事は大切な事ですが、ゲームで自分の好きなプレーだけをしていてはチームスポーツの中で、試合に出る機会も限られてしまいます。
結果自分のストロングで勝負する機会は減り、それをゲームで伸ばす事は難しくなっていってしまいます。つまり自分のストロングも伸び悩むといった負のサイクルに入ります。
これからジュニアユースに上がる6年生は特にこのことを真剣に考えなくてはなりません。伸び悩んでいる課題が見つかった、もしくは気づいていて克服できていない、と感じている選手は
「自ら何かを変えなくてはこれから先も変われない」
といったことに取り組む残り3ヶ月半にしましょう。U-12世代でできなければその先も難しいとアラスでは考えています。実際にそういったのべ数千人の教え子たちを観てまいりました。プロもしくは第一線で活躍できている選手たちは、U-12世代に自ら取り組んでいた選手たちのみと記憶しています。
②準優勝 参加チーム16チーム
今回テーマであった
「ピッチ」
「オフザピッチ」両翼でサッカー・スポーツを楽しむ事ができました。
生活面での規律正しい生活とともに、ピッチでのアラスサッカー。みんなよく頑張りました。
今回も遠くまでご引率、そして暖かい応援とサポートとご協力いただきました保護者の方々、ご家族のみなさまありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
最後に社会人5年目の前嶋たかとしコーチ。二日間フルスタッフ参加ありがとう。そして海外勤務おめでとう。小学校4年生からの教え子で、アラス10周年のうち6年間を共に過ごしたたかとしとの合宿大会はとても楽しく、まっちゃんコーチは幸せものだなぁ・・・とつくづく感じた二日間でした。
本当にありがとう。
フォトギャラリーにご協力いただいているKさん。いつもありがとうございます。高下のループシュートの瞬間をはじめ、素晴らしいお写真がいっぱいでどれも掲載したいモノばかりでした。
ありがとうございます。
2017-12-4
アラス.コラム vol.32
2017アラストレセンリスタート
「時の栖カップ御殿場ジュニア大会(8v8)育成合宿大会」リザルト
大会一日目 予選リーグ
第一試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 慶應サッカースクールA(東京)
(前半7-0)
(後半10-0)
17-0
第二試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs FC時の栖(静岡)
(前半7-0)
(後半11-0)
18-0
第三試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 瀬戸FC(愛知)
(前半1-1)
(後半2-0)
3-1
大会二日目 1位決勝リーグ
第一試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 南姫FC JERBOA(岐阜)
(前半3-0)
(後半2-0)
5-0
第二試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 瀬戸FC(愛知)
(前半2-0)
(後半2-0)
4-0
第三試合
アラストレセンU-12(神奈川) vs 南舞岡SC(神奈川)
(前半0-1)
(後半1-1)
1-2
大会優勝
アラストレーニングセンターU-12
大会MVP
篠川洋揮
「総評」
思えば昨年冬季合宿大会からのリスタート&トライ。今期からトレセンコースを強化クラスと位置づけ、厳しい環境づくりにトライしてまいりました。もともとアラスの伝統として6年生だけでなく、先輩たちが中心となり後輩たちを先輩たちが引っ張るといった育成環境を作ってまいりました。(トップトップの選手だけを引き上げるというよりは、特別ではない選手たちを逞しく育成していくのが私の指導信条であり得意とするところでもあります。横浜トレセン時代から今も何も変わらず選手たちと関わってまいりました。)
そういった意味において私、つまりアラスを信じてついてきてくれた今期の選手たちの成長ぶりには驚かされました。
イージーなミスを許さないゲームでのコミュニケーション。トライのあるミスを賞賛するチャレンジサッカー。組織は個人を生かす為にあり、けして個人をカバーするものではない。
どんな相手だとしても、初戦17得点無失点の次のゲームにおいて18得点無失点という経験は長い指導生活で経験したことがありません。また、最終ゲームではラフなボールを放り込んでくる相手に対して、相手のサッカーに合わせるコトなく、コレクティブに奪ったボールをダイレクトパスでつなぎ、オーバーラップ、1-2からのサードマンズパスから何度も崩し、個人のチカラで勝負を仕掛けるサッカースタイル、ゲーム展開は、まさにアラスの目指すサッカーといった素晴らしい内容でした。不運なPKを与え後半0-2となった時点で次の1点がアラスに入れば勝てると感じました。最後まで監督としてゲームを操作することなく、ターンオーバー制を貫いて結果優勝を勝ち取ったのは、まさに選手たちの底力であったと思っています。
アラストレセンリスタート年度にアラスを信じて選手達をサポートし続けて頂いた保護者の方々、そして努力し続けた選手たち、今回来れなかった選手たちも含めた個々の成長、結果チームとしての優勝、全てに感謝したいと心から感じています。私のつたない20年の育成プロコーチとしての指導に「深さと厚み」をいただきました。本当に心より御礼申し上げます。
最後に、6試合ひとりで審判をしてくれたアラストレセン元ゲームキャプテンけいすけコーチありがとう。お疲れさまでした。
12月の強化合宿大会は全員に強化トレセンのレターが届きます。日程の都合のつく選手で挑みたいと思います。そして、来年2月には第1回キリンビバレッジスーパーリーグ(仮称)「横浜FマリノスプライマリーU-11、バディSCU-11、JFCフトゥーロU-11、アラストレセンU-12参加予定」開催の準備を進めます。
保護者の皆様、今後ともご指導ご鞭撻の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2017-9-4
アラス.コラム vol.31
ワールドカップ6大会連続出場の意義
日本代表が様々な難しい状況をはねのけ宿敵オーストラリアをホームで撃破し、6大会連続のワールドカップ出場を決めた。これは、とても喜ばしい結果であることはいうまでもない。
しかしながら突破する事が目的ではない。本戦でベスト16突破するためには6大会連続出場の意義をもう一度捉え直す必要がある。
この世界記録でもある6大会連続出場は、「国民=サポーター」が継続してワールドカップ出場しているといった経験を積んでこれた20年であり、また厳しい目を持ったメディアの成長がどの国においてもサッカーの発展には不可欠なものである。
そして世界基準のサッカーに必要なファクターはフィジカルと戦術、つまり頭のスピード。加えて長けているとされるテクニックはフィジカルとスピードの中で発揮する事。
その基礎はまさにU12世代で獲得しておかなくてはならない命題と捉えている。
これらは日本サッカーの歴史であり財産であると・・・そしてまた、その財産を積み重ねて行くことが出来るという事の意義を感じ取ることが出来たワールドカップアジア予選であった。
2016-4-3 リライト
アラス.コラム vol.29.30
基本×個性=ストロングポイント
「基本」×「個性」=「ストロングポイント」
基本を大切に。その上に個性を乗せストロングポイントとしてサッカーを楽しむ。両者をタイミングよく磨く。アラス指導理念の礎となっています。
もともとコツコツタイプの私ではあったのですが、いつもすぐになんとなく途中まではできてしまいスピードがあったせいかなかなか基本をつきつめるようなタイプではありませんでした。
そこにはある理由がありました。
基礎の大切さ
今は亡き私たち大学サッカー部の部長先生は日本サッカー協会の指導者ライセンス制度を築いたサッカー界の恩師。当時日本サッカー協会理事兼技術委員長を務めていらっしゃいました。大学現役時代ははじめは恐れおおく自分から話しかけることすらできなかったくらい存在の大きな方でした。
その先生からトップに行けばいくほど「基礎が重要である」ということを学びました。そして卒業間際に「世界を見てサッカーをしなさい。」とお言葉をいただきました。
当時チームに入りたての私には、先生のおっしゃる事の意味やありがたみすら理解できていませんでした。私は高校生年代では横浜市優勝、神奈川県ベスト8程度のチームから関東大学サッカー1部の大学を目指し、無謀にも日本一の大学サッカー部に入部しました。まったくの井の中の蛙だったわけです。
その当時はまだプロサッカーリーグは無く、大学サッカー界には当時の日本を代表するような選手がゴロゴロいました。サッカー日本代表のキャプテンは一つ先輩キャプテン(現順天堂大学堀池監督)が務めていました。卒業して5年後にJリーグが発足し、日本リーグで現役を続けたみんなはJリーガーとなりました。今では鹿島アントラーズの石井監督は大学同期のキャプテン、ガンバ大阪の長谷川監督はとなりの筑波大学キャプテンでした。そんな世代です。
ある決意
「サッカーで生計をたてる」と覚悟を決めて大学に進学した私は、先生のご尽力もあり日本リーグ2部の現役選手としての内定をいただきました。
しかしながら大学サッカー4年間で選手として苦しんだ私は
「小学校時代に良い環境で過ごした選手たちには大人になってからではなかなか追いつけない」と身を持って学んでいたのでした。
悩みに悩んだ末、地元地域のサッカー育成環境を整備するコトを夢見て現役を退いてからではなく、
早い時期からサッカー育成プロ指導者を目指す道を選択しました。
そこから私は様々な試行錯誤を繰り返します。
浦和スポーツクラブ、クーバーコーチング、オランダアヤックス、フランスボルドー/マルセイユ、スペインレアルマドリッド/スペインサッカー協会内部研修などなど・・・、そして15年後、私のつたない育成指導者経験のなかで
地元横浜サッカー協会育成部横浜トレセンU_12の仕事をする機会に恵まれました。
そして約10年間マリノスにて月一回の育成部会、トレーニング、メインコーチとして年間60試合もの招待大会、3度に渡る韓国遠征(日中韓親善大会)日本監督…と若き才能溢れる選手たちと真剣なサッカー育成環境を過ごしました。
そんなある時招待試合で
アルゼンチン・ボカジュニアーズU_12と対戦
する機会がありました。あのマラドーナやリケルメを輩出したトヨタカップ常連の南米名門クラブです。
ここである分岐点を迎えるコトになります。
未知との遭遇
これまで取り組んできたサッカー育成環境づくりへの考え方が完全に覆されました。
大敗していうのもなんとも情けない話なのですが「記念すべきゲーム」となりました。スコアこそ0_2ですが、相手キックオフから3分間ボールに触らして貰えることなくスーパーゴールを決められてしまいます。その後もボール際での攻防、ボールのない場所での視野の駆け引き、また審判の目を欺くような技術などなど…。まったく歯が立ちませんでした。負けたくせに喜びの鳥肌がおさまらない
なんとも奇妙なゲームとなったのです。
私の今のサッカー育成環境づくりはこの試合終了のホイッスルから始まっていました。ゲームのビデオを100回以上観たのを覚えています。ただ、何度見てもベンチで闘ったあの感覚は二度と味わうコトはありませんでした。
詳しい内容はアラス.コラム vol.03 「少年サッカー世界基準ゲーム」をご覧ください。
「何故こんなコトが小学生で出来るのか。」
寝ても覚めてもさらに考え続けました。地球の裏側では確実に存在しているのです。ボールを止める、蹴る、運ぶ、状況を観る、駆け引きを楽しむ。日本でもできるはずだと考えました。
まだまだ10年
サッカー育成指導者生活20年。アラス独立10年。私は様々なサッカースクールやトレセン活動など、たくさんの選手たち、そして指導者を見てきました。サッカーに正解はありません。むしろ近代サッカーは年々刻々と進化し続けています。何がサッカーに必要な指導なのかという探究に終わりなどないのです。
スピードとパワーの中で自分の得意なプレーを発揮できる選手育成。けして早熟な小学生ではなくても、今でも将来でも通用する選手を育成する指導環境。
そしてはじめての子でもだれでもサッカーを楽しめるサッカーセンター。
これからも現役。
自分の感性を信じ、選手たちを師と捉えサッカーを楽しもうと思います。
2013-12-20
アラス.コラム vol.28
ロンドン『ウエンブリー』出張レポート
行ってきました! サッカーの聖地『ウエンブリースタジアム』
・①2014ブラジルW杯ヨーロッパ予選グループH 第7節
イングランドvsモルドバ 4-0
・②ダノンネーションズカップ2013(U-12世界大会)順位決定戦
日本代表世界3位。MVP日本代表。フェアプレー賞日本代表。
・③ロンドンサッカースク-ル訪問
これは夢の中?・・・と思わされるフットボールの世界を体感してきました
W杯ヨーロッパ予選混戦のH組。最も厳しいとされるヨーロッパ予選の絶対に落とせないホームゲーム。150周年を迎えたイングランドはゲーム前、まるで映画ラストのシーンのような幻想的なクラシック音楽と映像で過去から現代の代表を表現します。間髪入れずにFIFAアンセムから選手入場、国歌斉唱。
言葉を失いました。
ウエンブリーでのFIFAアンセム。心を打たれました。MVPはスティブン・ジェラード。攻撃はウイルシャー、守備ではアシュリーコールの出来が特に素晴らしかった。
この日のゲームは4-0でイングランドの圧勝。これでモンテネグロを振り切り一気に首位に浮上。
ダノンネーションズカップ2013
子供たちの世界大会では、代表ユニフォームをまとった世界32か国の選手たちが、ハーフコート9v9で闘います。ドイツ、イングランド、アメリカなどは強いフィジカルに早いカウンターのサッカー。体格・スピードともに迫力は中学2年生くらい。スペインは緻密なサポートの質で美しいトライアングルとダイヤモンドを形成。ブラジルは4-4-2を思わせるしっかりとした2-4-2から個人技で勝負します。
各国A代表そのもののサッカーです。
サッカーの上手な国とは
そんな中、スピードとパワーのみならず相手の逆をとるサッカーの技術、そしてゲームを読むチカラが高い国がベスト3に残りました。この年代では間違いなく日本サッカーは世界トップクラスなのです。
ゲーム分析は14時から18時まで続きます。確実に現時点での世界基準をつかみました。
決勝戦ブラジルvsフランス。
スピードとパワーがさらに上がります。攻守にわたり日本A代表に足りないモノがはっきりと見えてきます。
攻守にわたりゴール前・・・やはり小さい年代からゴール前の攻防の迫力が違います。
アイルランドを2-0で破り見事世界3位を決めた日本代表(横浜FマリノスプライマリーU-12)はフェアプレー賞を受賞。さらに大会MVPも日本代表の選手が受賞!
この日の観戦シートはなんとロイヤルボックス。スペインサッカー協会との仕事でデル・ボスケさんとワインを飲みながら観戦して以来です。
偶然にもサッカーの神様?がくださったロイヤルボックス。。。美味しい食事を楽しみながら世界のサッカー観戦。さすがにこういった場所は今回で最後かなぁ・・・。
サッカー発祥の地、THE FA イングランドサッカー協会150周年
1964年東京オリンピック後日本リーグが発足し20数年、1993年にJリーグ発足して今年で20周年の日本サッカー界。イングランドから約100年もの開きがあります。日本サッカーを突き詰めるにはまだまだ時間をかけていいのだと、いやかけなくては本質は掴めないと思わされました。
1966年W杯イングランド大会決勝のクロスバー。イングランドで開催されたFIFAワールドカップ第8回大会決勝、イングランド代表が延長戦の末4-2で西ドイツ代表を破った決勝戦。90分で勝負がつかず2-2で迎えた延長戦、イングランドのハーストのシュートはクロスバーに当たり真下に落下。ゴールラインを割ってはいないように見えるが・・・という今も語り継がれる有名な疑惑のゴールがあった試合。ゴードン・バンクス、ボビー・ムーア、ボビー・チャールトンらを擁した地元イングランドが聖地ウェンブリーでワールドカップ初優勝。そのクロスバーがスタジアム歴史博物館に展示されていたのには驚きました。
知識としてはあったものの突き付けられたA代表歴史の「深さ」と、U-12世界大会で活躍している選手・関係者を観ることができた「嬉しさ」の両方を同時に体感した聖地『ウエンブリースタジアム』。
まるで夢の中にいるかのようでした。
成田空港で知った2度目の2020年東京オリンピック開催
トヨタカップ、サッカー天皇杯、サッカー高校選手権とまさに日本サッカーの舞台である聖地『国立競技場』が生まれ変わり、新たな日本サッカーの歴史がぐっと前に動きだすのだな・・・と感じています。
そしてロンドンでの経験を「アラスで生かす事」がもちろん私のタスク(使命)です
2012-12-30
アラス.コラム vol.27
箱根ひょいっと・・・ひとり駅伝
序章
長い距離を走るのもコラムを書くのも久しぶりな私(笑)・・・。
今回は2012年年末、65キロメートルを綴ったコラムです。
どうぞお楽しみください。
さてここ10年、年末といえば横浜トレセンでのマリノスカップ参加やナショナルトレセンなど、集中した緊張感の中で瞬く間に過ごした年末ばかり。今年はというと、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、3月いっぱいにて地域サッカー協会のお仕事を退任し、アラスに集中すべくさまざまな取り組みをしてまいりました。指導者としての個人的なテーマは「シンプル」。お陰様で緑山スクールも内容の伴った5周年を無事迎えることができました。この年末は特にみなさまへの感謝の気持ちでいっぱい思い出いっぱいの2012年となりました。スクール生のみんなは・・・、チームに入っていなくても、もしくは自分のチームから飛び出してきても、コーチたちといっしょに毎月のテーマに向かって努力してくれる・・・。ほんとに頭が下がります。
(みんないつもありがとう!来年もよろしくねー。)
第一章 23日計画 24日出発
さて、自宅が箱根駅伝花の2区、戸塚中継所の手前にある「権太坂」ということもあり、毎年2日3日は東海道(国道1号)で母校の旗をふりながら応援するのが年中行事。いつしかこれを15年くりかえしてきました。幼稚園生だった息子も大学生となり応援する学校も2校に増えました。来年の予定は3校に(?)なっている・・・かなぁ(笑)。この冬休み予定していた伊豆でのアラスU-12合宿大会が人数の関係で参加中止となったこともあり、23日の夜急に「箱根まで走ろう」と思い立ちました。
もともと26日に御殿場高原・時の栖に泊まる予定がありました。そこでクリスマスイブの24日出発、二泊三日で箱根湯本を目指す計画にしました。全行程約60キロ、ひとりで3日に分けて走るためには何処に宿泊するのかがポイントです。計画は一日目保土ヶ谷→藤沢17キロ(藤沢宿)、二日目藤沢→大磯18キロ(昼休み)、大磯→鴨宮12キロ(鴨宮宿)合計30キロ、三日目、鴨宮→箱根湯本13キロ。つまり、初日で調整し、二日目に長い距離を走破し、三日目は無理しない距離を残す計画でした。
とはいえ、走る準備をしていたわけでもありません。朝一番早起きをして、車で緑山にランニングシューズを取りに行き、横浜での用事を済ませ、いつもの桜木町アディダスショップにてランニングバッグやらグッズを揃え、横須賀での大事な用事を終わらせてから自宅についたのが午後3時。今思うとここまでがなりタイトな計画でした。
第二章 一日目 午後4時出発 保土ヶ谷→藤沢17キロ
夕方の出発ということで、背中のバッグに小さなライトをつけました。走り始めてまず気づいたのは「排気ガスくさいなぁ・・・アスファルトがデコボコだなぁ・・・」。普段、最高の環境にいる私にはとても走りにくくやっかいな路面です。恵まれた環境でサッカーできているということにあらためて感謝する気持ちが湧いてきます。
そして花の2区と呼ばれる権太坂から戸塚中継所、その先原宿あたりまでずうっと緩やかな上り。実力のある選手が周りの選手たちをごぼう抜きするにはもってこい、の花の・・といわれる所以がようやく理解できました。
そして無事、藤沢にチェックイン。初日の調整的なランニングはどうやらうまくいきました。
第三章 二日目 藤沢→鴨宮 30キロ
起床は毎朝6時30分。風呂に入り朝食を済ませ9時出発です。体調も問題なし。今回は「怪我をしないこと」「やりきること」が目標です。予め必要な地図をプリントしていたのですが藤沢駅の周りは複雑で苦労しました。ようやく予定の湘南新道30号に出れました。そこから湘南海岸沿いの国道134号まで抜けていきます。この134号(ワン・スリー・フォー)は最高でした。
というのも道の起伏が全くなく、しかも走りやすい歩道がずーと続いていたのです。いつしか予定よりも早いペースであっというまに辻堂、茅ヶ崎、平塚を抜け大磯に入りました。
もちろんサザンを聴きながら・・・♪
ここで昼食をとったのですがこれが失敗でした。快調に飛ばしてそのままエネルゲンの補給程度であと12キロ鴨宮まで行くべきでした。
この店構えにやられました。身体が自然に引き返していました。大磯は鎌倉をコンパクトにしたような城下町風な情緒あふれるところでした。今回は何かを感じることも目的のひとつ。このお蕎麦屋さんはまた是非とも伺いたい理想のお店でした。そば粉は気仙沼工房の小さな機械でゆっくりと引いています。お店のおばあちゃんとおかみさんもとても親切で温かい昼休憩をとることができました。
しかしー。ところがー。身体がー。うまく動かなくなりました(汗)。
きれいなすな浜(正確にはじゃりですが・・・)を散歩してようやく再スタート。この時間くらいから強い向かい風、西風が吹いてきます。12キロの道のりは足首、膝、股関節などの痛みとの闘いでした。約2時間かけて二宮、国府津を超えて鴨宮までなんとか12キロ、二日目は計30キロ走りきりました。ここまで47キロ。
第四章 二日目夜 身体のケアは万全
鴨宮のホテルでかるくシャワーを浴び洗濯を済ませ乾燥機にかけるといそいそと出かけました。え?休まないの・・・。いやいや歩いて10分くらいのところに温浴施設があったのです。というわけで温泉・サウナ・水風呂にてアイスマッサージ(交代浴)が可能なところを見つけました。計画してたの?と言われると耳が痛いのですが、あらかた私は基本的についている。いやそう思い込んでいるといった方が正しいかもしれませんね(笑)。
第五章 三日目 最終日 箱根湯本 5区山の神
この日は少し遅めの7時起床。温泉で身体を温め朝食を済ませ9時出発です。足の具合は大丈夫。ストレッチを済ませあらかじめ用意しておいたキネシオテープで痛みの出そうな箇所をケアしていざ出発。まずはウォーキングからスタートし5分後に走り始めます。まったく問題なし。そうなんです、水風呂によるアイスマッサージ(交代浴)は本当に回復するのです。これをはじめてかれこれ10年くらいになりますが、体力を維持する秘訣かもしれませんね。
小田原城を過ぎ箱根口あたりに差し掛かりました。平地はこのあたりで終わりです。湯本まであと5キロ・・・といった付近から緩やかな山登りが始まります。
ここで自分にある変化が起こります。
今までは、「体力を維持して走りきろう」、「痛みの出ないようにケガしないように」と抑えたメンタルが身体を支配していました。
第六章 未知との遭遇
そこは、箱根新道の入口で一般道はほとんど歩道の無いけっこうな登りの50M。山道を歩いて迂回するか車のスピードくらい出して登るか選択を強いられました。身体は自然とアクセルを踏んでいました。するとどうでしょう。今まで痛みを感じていた部分、疲労を感じていた筋肉、苦しいと感じていたメンタルが一瞬にして消え「自分のフォームでの走り」が蘇りました。
「えっ、苦しくない、痛くない。」「よし、予定変更、湯本からもまだ登るぞ!」
未知との遭遇が起こりました。60キロ走ったあとの山登り。ゴールは芦ノ湖。未知との遭遇の扉が開きました。その50Mから5キロ登り湯本駅前を通過・・・、そこからまさに本格的な山登りがスタートしました。
いままでの景色が頭をよぎります。ここまで来れたからこそこの山を登る価値がある。そう自然に思えました。箱根口から登ること45分8キロ、まだまだ行けそうです。60分。一番大きな有名なヘアピンをクリア。10.5キロ、まだいける。
第七章 落とし穴
ところが宮の下手前、太平台温泉で急に長い平地があらわれました。しばらくすると足がいきなり痙攣をおこしはじめます。まるで1時間正座してから急に走り出したかのような感覚。無理やり走ろうとして前脛骨筋を初めてつりました。なんど屈伸しても足が元の状態に戻ることはありませんでした。この山登りにはそれ相応の準備が必要ということです。
「やりきったな」とこのとき思い、これ以上無理をする事はしませんでした。
保土ヶ谷から小田原箱根口まで55キロ、そこから10.5キロ登り、3日間で合計65.5キロのひとり駅伝は終了しました。
今回急な思い付きではじまった箱根ひとり駅伝。ほんとうに気持ちの良いとても楽しい想い出となりました。
何が変わったとか何を得たとか特にわかりません。
しかしながら心の底の方に「小さな自信」
のようなモノがいる気がしています。
さあ、お正月はのんびりしよっと。
さて、来年の年末は芦ノ湖までいけるかなぁ。
って、また走るのかー?
アラス.コラム vol.01 2006-5-1
水泳にも「水慣れ」があるように、サッカーにも「ボール慣れ」があります。でも、「ゲーム慣れ」についてはほとんど語られていないような気がします。
例えば久しぶりの試合だったりすると「ゲーム感覚がまだも戻ってないなぁ。」などと使うことはあっても「ゲームそのものに慣れてくる」といった認識は少ないと思います。
今の少年サッカーに一番足りないのは「ゲーム慣れ」。つまりチカラを抜くコトです。
みんないつでも力んでしまい全力で試合をしています。発足当時のJリーグもそんな印象を受けました。
ところがアンリやロナウジーニョ、バッジオやデルピエロなどはどうでしょう。(選手たちのたとえがふるいなぁ(笑) 2019年現在)
無駄な力みは全く感じません。ゲームに慣れているから。
ボールを追いかけDFに囲まれるのは大変なコトです。周りもどんどん観えなくなってしまいます。つまり、スキーで制動できずにすべっているようなような感覚。「怖くて止まる自信」がないから力むし後傾してしまいます。
スピードが上がればあがるほど周りも観えなくなる・・・だからさらに暴走してしまう悪循環。サッカーでも同じコト。
ゲーム中にチカラを抜くには・・・
「ボールを奪われない技術を身につける」
「相手を突破する技術を身につける」
「ゴールを決める技術を身につける」
「スピードをコントロールできるフィジカルを身につける」
「周りを把握するゲームインテリジェンスを持つ」
しかも動きながら周りを観ながらできるコトが重要です。その技術・戦術眼が「自信」となり、初めてチカラが抜けて「力」を発揮できるようになる。
それが「ゲームに慣れる」ということだと感じています。
少年サッカーで「ゲーム慣れ」が訪れる頃、サッカー日本代表もワールドカップでトップ10入りしているのかもしれません。